2010年7月28日水曜日

7月21日の講義について

 思っていたよりみんなインターネットを利用していませんでした。わたしがあまりインターネットを活用していなくて、ほかのひとたちはみんな活用していると思っていたので意外でした。

・ジオメディアの台頭
 GPSが場所を特定する仕組みについて、(1)GPS衛星の電波(2)ケータイ基地局からの電波(3)無線LANのアクセスポイント、などがあります。しかし、大分はケータイ基地局がまばらであり、無線LANが少ないため、位置情報の精度がよくありません。ネットの世界的普及によって、地球の反対側に瞬時にメールを送れるようになりました。100年前だったら考えられないことだと思います。また、ツイッターやUstreamで世界中の情報が入ってくるようになりました。しかし、すぐそばで起きる情報はネットではわかりません。明確なルールや指導者がいなくても集団が保持できる限界値は150人です。はじめて知りました。
 
・地域情報化と大分県の取り組み
 シリコンバレーやシアトルなど、フランスの『ソフィア・アンティポリス』を手本として、大分の『ソフトパーク』が計画されました。名前には、ソフトに老若男女が楽しんでもらうという意図がこめられています。内容は、学校やメディア企業の誘致などです。情報化の諸相について、産業の情報化(会社にコンピュータやネットワークが導入される)情報の産業化(電子機器やネットの構築がビジネスになる)生活の情報化(家庭にパソコンやネットが入る、ネットで結ばれる)教育の情報化(講義に情報機器を活用する)などがあります。1980年代に提案された『CAPTAINシステム』とは、テレビと電話の融合をすることで、電話回線でテレビ画面に生活情報を配信する仕組みで、全国展開をはかりましたが失敗に終わりました。コアラの活動理念について、(1)個人でのパソコン購入と通信機能利用(2)地域に根付いた活動(3)実名主義(4)行政や企業による支援があります。年代、社会的地位を超えた地域内の交流活動が中心で、自主的、問題解決型、先進取組方です。ネットワークを使うので、ビジネスマンや主婦、学生でも協働して活動が可能です。コアラは利用者の交流の場なのです。
 これからの大分の課題について、利用者層の厚みと地域のソーシャルキャピタルを生かせる施策が必要です。

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